お別れ
5ヶ月余りの闘病生活、マリンも家族も頑張りました。
介護用のハーネスも車椅子も試しましたが
右側の前後の脚に力が入らなくなり、
少しの時間体を支えることはできても、歩くことはかないませんでした。

寝たきりの生活でも食欲はさほど落ちず、体力を保っているかのように思っていましたが・・・
マリンは連休に姪っ子が千葉から帰ってくるのを待っていたのでしょう。
家族全員に見守られて、今日の午後荼毘に付されました。

まだまだ長生きできると思っていました。
11歳のおばあちゃんというにはとても若くて、最期まで可愛らしいマリンのままでした。
茨城の海辺の町までマリンを迎えに行った11年前の春が、ついこの間のことのように思い出されます。

リュウのことが大好きだったマリン。来年は一緒にお花見してるかな

アメッコ市へ!
でも個人的に秋田名物は魅力的なものがいっぱい。
なまはげ、稲庭うどん、もろこし、きりたんぽ、いぶりがっこを代表とするお漬物、ハタハタ、竿灯まつり、秋田美人、マタギ、樺細工・・・もう、挙げればキリがない。
でも極め付けは「秋田犬(あきたいぬ)」でしょう!
雄大な体と心、素朴な顔立ち、飼い主一途のモフモフ毛皮の秋田犬が気になって仕方がない。
2月の第2土日に
ハチ公のふるさと・大館市で開かれる「アメッコ市」では秋田犬パレードが、
県南の湯沢市で開かれるその名も「犬っこ祭り」では愛犬祈願祭が行われます。
毎年研修会にぶつかるので、行くのは諦めていましたが、今年は運よく研修会の日程がずれた。
もう、行くしかないでしょ!!
前日、仕事を終えてから盛岡入り。仙台から盛岡までノンストップの新幹線だと40分で着いちゃう。(車だと2時間くらい)
盛岡在住の友人と食事を楽しみ、翌朝は6:55発の花輪線(途中までいわて銀河鉄道)で大館へ3時間のローカル線の旅。
(バスを利用すればもっと早く着くらしいけど、あえて鉄道を選ぶ隠れ鉄子)

空は快晴!雪が眩しい。数日前の予報では大館は暴風雪だったけど、嬉しい誤算です。
終点大館の一つ手前・東大館で下車。

枝アメと可愛い秋田犬像がお出迎え。
大館地方では、お正月(旧暦)にアメを食べると風邪をひかない、という言い伝えがあり、400年も前から飴屋さんが軒を連ねるアメッコ市が開かれているそうです。

見た目も華やかなお祭り。

秋田犬保存会の枝アメにはこんな飾りも・・・
昔ながらの飴屋さんの飴から・・・

こんなキャラクターものまで

露店には色とりどりのアメが並んでいて、それを覗いているとみんな欲しくなってしまう!虫歯だらけになってしまう!
そして、犬たちも集まってきました。
見物犬もやはり秋田犬が多い。この子はまだ2か月

来年はパレードに出ていたりしないかな??
当初、「秋田犬パレード」と聞いて20頭も30頭も練り歩く様子を思い描いていました。実際は例年十数頭だというので正直拍子抜けしていましたが、そんなの大間違い!!
この日は11頭だったけど、もう11頭でお腹いっぱい。一頭一頭が個性的で実に可愛らしいの。
これが20頭もいたら目移りするだけ目移りして、一頭一頭をよくよく見ることができないでしょう。
ざっと出場ワンコたちを・・・






7頭しか撮れず。でも動画を撮った。
私は2番の赤毛の男の子に一目ぼれ・・・ なのに肝心のところでボケちゃって。(;´д`)トホホ
まだ7ヶ月の男の子。凛々しくて、実に落ち着いている。

みんなシャンプーしたてでフワフワにオシャレしてきてるのに、この子は普段のままだったのもナンカよかった。
野性味あふれる香りを振りまいていました。(笑)

驚いたことに、どの子もみんな大勢の人に囲まれてあちこちから伸びる手で撫でまわされても全く動じず、ウンともスンとも言わない。そういう子たちが出てきているのだとはおもうけれど・・・まったくもってご立派!!
飼い主さんとの信頼関係がそうさせるのか。
自分から寄ってきて愛想を振りまくことはあまりないけれど、そこが秋田犬なのかな。
さて、この後はお昼を食べて、ちょっとだけ秋田犬触れあいコーナーで10か月の女の子を撫でまわし、第二の目的地「秋田犬会館」へ!
(注: アメッコ市にはもっとたくさんの催事がありますよ)

玄関先には「望郷のハチ公」象が。

秋田犬会館(3Fの博物室)を訪れるのは2回目。
秋田犬の歴史などがジオラマなんかも交えて紹介されていて面白い。壁を埋める歴代の名誉章犬の写真は圧巻です。ワクワクするわぁ。
(秋田犬のスタンダードを求めるあまり、同時に生まれてくるむく毛の子がないがしろにされていることには不満もありますが)
とにもかくにも大館には秋田犬が溢れています。







まさに秋田犬の聖地!
この後、大館駅でお土産購入し(これまた秋田犬ものばかりで、みんな欲しくなる)、奥羽本線を西へ。
一路秋田市を目指します。
マリンのお見舞い
右前足を内に折り込んで地面に着かない、右後ろ足を引きずる、という症状だが、どこを触っても痛がる様子はない。
かかりつけの獣医さんに診てもらったら、神経、それも脊髄ではなくて脳から来ている神経の麻痺だと思う、とのこと。
脳腫瘍の可能性が高いと。
MRIで見てみないと確定診断は出ない。
脳の炎症を抑えるためのステロイド、脳圧を下げるためのグリセリンが処方されている。
なかなかマリンの様子を見に行くことができなくて、今朝やっと姉の家に行くことができた。

いつもなら、私の顔を見ると目を見開いて駆け寄ってきては「散歩にいこう!」と誘ってくるマリン。今朝は不安そうな顔でベッドにうずくまったまま身動きひとつしない。
それでも、姉が準備した薬をしっかり飲んで、朝ゴハンを出すと頑張って自力で立ち上がった。息を整えるのに少し時間が必要だが、立ったまま朝食。
ふらつくので、散歩のときに補助する自家製ハーネス?(タオルとスカーフを縫い合わせたもの)でお腹を支えてやったら、散歩と勘違いして食べるのをやめてしまった

こんなフラフラになっても、散歩には行く気があるらしい。
おしっこ・ウンチが終わるとすぐに帰ろうとするみたいだけど。。。
散歩ではいつも、吠えてくる犬に目もくれず自信満々に歩いていたマリンが、今ではすっかり自信をなくしてしまって、庭に用を足しに出ても逃げるように家に入ってくるらしい。
不憫だ・・・

まずは本格的な介護用ハーネスを注文すると言っていた。
4輪の車椅子も検討中。
今後どんな症状が出てくるのか・・・ MRIで詳しく見てみれば予測もつくのかな。
犬なしの生活
ブッチー亡き後はたまに姉の家のマリンと遊びに行くか、
店にやってくるワンコと遊ぶくらい。
絶対的犬不足の生活を送っている。
犬たちがいた頃は、犬なしで果たして生きていけるんだろうか?と思っていたけれど
とりあえず生きてはいる。
野球にハマって、毎週のように球場に足を運んで勝敗に一喜一憂する毎日だけど
でも、決定的な何かが足りない。
心からの満足感がない
というのかな。
犬のいない生活は楽だ。
何でも自分たちのペースで運ぶ。
元々だらしない性格が、もっとだらしなくなった。
体を動かさない。
この3年間で5㎏も太ってしまった。(中年太りもあるけれど;)
限られたことにしか興味を持てない。
時間があれば、仕事で疲れたと言い訳してすぐに横になってしまう毎日。
つまんないんだよな。
犬たちがいた頃は、毎日悩みも尽きなくて大変だったけど、
犬たちの顔を見たらそれだけで幸せな気持ちで満たされた。
犬たちのために頑張ろう!と思えた。
今は犬を飼える環境にはない。
でもいつかまた犬と暮らしたいな。
毎月、プッチ―とブッチーのお墓参りに行っている。
途中、PBの住んでいた地区に寄り道。
PBの家はすでに知らない人が住んでいて、PBの小屋も取り壊された。
しょっちゅう近所を散歩をしていたブッチーの親・兄弟の姿を見ることもなくなった。
それでも立ち寄らずにはいられない。
らぴこちゃんに幸あれ!
Face Bookを始めて、そちらにはちょくちょく投稿しているのですが
すっかりご無沙汰しておりました。
時々、マリンと散歩したり
野球を観に行ったり
研修会に出たり
で休日を過ごしていました。
仕事が忙しいのもひと段落つき、
ぷちブチが居たころの緊張感もなく、体も気持ちもなまってしまったせいか
風邪ひきまくりです。(;´Д`A ```
さて、
私が毎日愛読させていただいている「サークル・マム」さんのブログに
「らぴこ」ちゃんという子犬が登場しています。
「仔犬だより U^ェ^U」
http://mamy2.blog106.fc2.com/blog-entry-3242.html
兄弟と2匹で捨てられていたミルクの子犬。
ブッチーと同じく白地に薄茶のブチで、最初から気になっていたのですが
なんと、預かりボランティアさんが付けた名前が「らぴこ」!
先輩わんこのラッピーくんとよく似ているので、この名前になったそうです。
なんというご縁でしょう・・・
ぜひとも我が家に迎えたい!! ・・・と思う気持ちは山々ですが、それも許されぬ身の上・・・
せめて、遠くかららぴこちゃんの幸せを祈りたいと思います。
どうか、優しい里親さんとめぐり会えますように。

(サークルマムさんより画像をお借りしました)