被災された方の声
ハッピーロードさんが支援された被災者の方からのお便りです。
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ご支援いただいた皆様へ
私は原発から20キロ圏内の警戒区域になってしまった浪江町に住んでいました。
避難指示が出た当日、私達家族は何が起きているかも分からず、すぐに帰れるものと思って家を出ました。
犬や猫を連れていきたい気持ちはありましたが、すぐに帰ることができると聞いて、自宅に置いて来ました。
その後、すぐに東京電力福島第一の爆発が起き、避難指示は拡大し続けて、私は家に帰ることができなくなりました。
妹の小さい子供達を連れて逃げるのに必死だった私は気づきませんでしたが、爆発音は遠い浪江町にいても聞こえたそうです。
その頃から家に向かう道には防護服を着てガスマスクを着けた警察官が道を塞いでいるようになりました。
家を出た時、犬は繋いだまま…猫は庭のどこかに隠れていました。
警戒区域に指定されてしまってからは餌をやる方も入ることができなくなりました。
私は幸運なことに避難一ヶ月後には犬と再会でき、三ヶ月経った今では猫も保護施設で預かってもらうことができています。
しかし、私達には家も土地も服も家財も仕事もありません。
仕事を探そうとしても、まず定住するところがないと紹介も難しいと言われてしまいます。
仮設住宅に入ることができているのは今のところ、一握りの人達だけです。
私のまわりにいるペットを連れた方で仮設や借り上げ住宅が決まった人は誰もいません。
大型犬の多くは未だに車中生活をしていて、猫を連れて入れる二次避難場所は限られています。
人間が生活を立て直すだけでも、大変な今の状況で犬や猫を飼うことは贅沢だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、私にとっては大切な家族です。
一緒にいる犬の温もりがどんなに私を励ましてくれたか…。
眠れない夜や涙が止まらない時も、そばにいてくれた犬のおかげで乗り越えてこられました。
この子がいなかったら、私は生きていることができたかわかりません。
この子がいるから、この子を守るために生きて、頑張っていこうと思えるのです。
しかし、餌が欲しくても買いにいくだけで1時間以上かかります。
皆が買いに行くので、お店は常に品薄の状態です。
獣医さんに見てもらうにも、車で1時間以上走らなければ、動物病院はありません。
おやつをあげたくても、いつ終わるか分からない、全く目処の立たない避難生活で、なかなか買ってあげることもできません。
今回、私はフードとダニの予防薬、オヤツとペットシーツを支援していただくことができました。
日々、必要で消費するものですし、ダニによる病気の予防をすることができます。
本当にありがとうございます。
ご支援くださった皆様にはなんとお礼を申し上げていいか分かりません。
また、添えられていた暖かいメッセージの数々には、力をいただきました。
一人一人にお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。
今、お返しするものが何もない私ですが、いつかご恩返しできるように頑張りたいです。
この場を借りて、お礼をのべさせていただきます。
本当にありがとうございました。
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なんの落ち度もない住民の方たちが
どうしてこんな辛い目に遭わなければならないのでしょうか。
読んでいて涙が出てきました。
何もかもを奪われた上に、
先の見えない毎日を送ることが一体どれほど不安なものか
想像することもできません。
福島の避難推奨地点が宮城との県境の町まできたことを、先ほどのニュースで知りました。
私たちにとっても、決して対岸の火事ではないのです。
2cmの足って・・・
夜の間に誰かがフードを食べに来ていることが明らかになりました。
「それが誰なのか」を突き詰めていくために、赤外線カメラを購入・・・・・するわけもなく、昨日の昼、Toshiが安上がりな仕掛けをしてきました。

雨が降った後なので、きっと足跡を残していくだろうということで。
そうしたら、早速、今朝には成果が上がりましたよ。
フードがまた少し減っていて、白い紙の上に「2cm位の足跡らしきもの」が残されていたそうです。
2cm

食べていく量を考え合わせても、ハクビシンやイタチと考えるのが妥当でしょうね。
例のワンコはいずこに・・・。
足跡が付かずにフードが減っていたら、ぷっちーの幽霊?

残念!
動きあり
Toshiに頼んで、カリカリとおやつを入れてもらっていました。
これっぽっち!?と思いましたが、少しの変化も見逃さないために、カリカリの数までチェックしているんだそうで(^^;、これも作戦のひとつだそうです。
6/18(土)の時点。ここまで全く動きがありません。

6/19(日)の朝。

ビスケットが1つとカリカリが1粒(!)無くなっていました。
はて。
放浪ワンコ、又は裏山に棲む野生動物(ハクビシンとかタヌキとか・・・)であれば、そんなケチな食べ方しないんじゃないかしら?
鳥が食べたとしたら、もっと食い散らかされているんじゃないかと思うし。
これは・・・動物が食べたんじゃなくて、M家の孫娘がブッチーに与えたんじゃないかしら?と分析。(笑)(本人には確認できず)
しかし、翌6/20(月)

すっからかん!?
半分だけのビスケットが地面に転がっていました。
やはり動物が食べたのか?
今度はもっとカリカリの量を増やして様子を見ることにします。
例のワンコが食べているのならいいんですけれども。。。
6/21現在

ブッチー、病院へ行く
いつもは車で10分弱の最寄の病院で診てもらっていたのですが、いろいろ思うところがあって、3つ隣の市のK病院(車で約30分)で診て貰うことに。

待合室でのブッチー。緊張気味。

後で自分より若干大きめのシェルティ君が入ってきたら、お尻を向けて目を合わせないようにしていました。
その前に、外で病院の社員?であるシェルティのシャイン君にも会ったそうなのですが、こちらにも吠えずにやり過ごしたとか。
どうした、ブッチー、エライじゃないか??まさか、シェルティを初めて見て、犬だと思わなかったとか?
いよいよ診察。
ブッチーを見た先生、開口一番「日光性皮膚炎だね」。
以前、はちかねこさんからも「コリーノーズじゃない?」と言われ、調べてみて「なるほど、そうか。」と納得。
それでも、鼻先の本来黒い部分が融けてしまうことまであるんだろうか?これはまた別の病気なんだろうか?と思っていました。
ネットでいろいろ調べていたら、
「(略)進行すると、かさぶたになります。犬は気になるため、鼻をしきりになめます。そのため、鼻に潰瘍ができたり、ひどい時には鼻先が崩れてしまうこともあります」の一文を見つけ、これまた納得。
先生によれば、「痛くて舐めるんだよね」とのこと。
治る病気ではないから、酷くしないようにしていくしかない。
強い紫外線に当てない、のが第一。
病院で出してくれた塗り薬の上から、SPF値の高い日焼け止めクリームを重ね塗りしてあげる。
それと、抗生物質、ステロイド、メラトニンのサプリメント、
さて、ブッチーはというと、診察室に入っても状況が分からないのか、キョトンとした感じ。
いつもなら、まずは「口輪」を着けられます。
最初に「噛むかもしれないです」と断りましたが、K先生はそのままブッチーを抱き上げて診察台の上に。
そのまま暴れるでもなく怯えるでもなく(でも緊張はしてたかな)、体重測定、混合ワクチンを打たれて終了。
ブッチー、注射を打たれたことも気付いてなかったかのようでした。
ただ、後ろ足を見られたときは咄嗟にそちらに顔を向けてました。
口輪をされることが、とても大きなストレスになっていたのは間違いないことです。ただでさえ敏感な鼻をギュッと圧迫されるのですから・・・。
ただ、口輪なしだからと言って、この先もずっと大人しく診察させるだろうか?と言えば、恐らく「ノー」だろうなぁ~~。

背中の皮膚病(ハゲ)は、いつも清潔にしてあげていれば治るとのこと。(^^;
一度プロのトリマーさんに洗ってもらうと、アンダーコートもスッキリするよ、と言われまして。
実は、
K病院受診の理由の一つには、病院併設のトリミングルームを利用したいということもありました。

(ブッチーがそこで暴れないか?という問題は置いといて;)ここなら冬でもシャンプーができます。トリマーさんにお任せでも、飼い主が設備を借りてシャンプーしてもOK。
しつけの相談も受けてもらえるし、今後、ちゃんとブッチーと向き合っていくには、K先生のところを頼るのが一番だと思ったのです。
私はどうしても犬に甘くって、特にブッチーには「可哀想」という思いが根底にあるので、ついつい甘やかしてしまうんですね。
その甘やかしがブッチーの噛み癖などの問題行動を助長してしまっているんじゃないか?という不安もあるし、一緒に過ごす時間が絶対的に少な過ぎて、これ以上ブッチーの中に踏み込んでいくのは無理なのかな?という自信のなさもあります。
ぷちブチが2人で居たときには、ここまで考える余裕がなかったというのもあったのですが、余裕ができた今、より良い関係になっていきたい、という欲が出てきたのかもしれません。
診察終了後のブッチー

晴れ晴れとした表情。(笑)
中で会計待ちをしていると、外でブッチーの吠える声が聞こえました。
付き添っていたToshiによると、唯一、黒柴ワンコにだけ吠えてたそうです。
「Wさんちのリンタロウ(黒柴)だと思ったんじゃない?」
まさかと思うけど、ブッチーならありうるかも・・・(--;
家に帰ってから、ブラッシングをしながらだましだまし綿棒で鼻の病変部分に塗り薬を塗ったのでしたが、それがかなりストレスになっていたもよう。
顔を覗き込んだら、ちょっとだけ牙をむいてました。(^д^;;;
その後私が持っていたブラシを噛もうとしたので、そこで中止したら、両前足を器用に使って鼻につけた薬を擦り取っていました。
ダメか、やっぱり。

ちなみに昨日の体重13.13kg・・・過去最高!?
確かに昔の写真と比べると肥えてる・・・・・ フィラリアの薬も増量!
これ以上増えないように気をつけなくちゃ。

皮膚病改善を目指して
フィラリアの薬や、狂犬病ワクチンのことや、皮膚のことなど、盛りだくさんです。
ブッチーは初めてのK病院に連れて行くので
かなり緊張。(私が)
頼むから、暴れないでくれよ~~


ブッチーの皮膚にいいんじゃないか?と数日前から人間用の漢方主体のアレルギー体質改善薬を飲ませてみています。
ちょっとやそっとじゃ変化は見られないと思うけど・・・。
生薬の匂いがするので、嫌がるかな?と思ったら、(好んでは食べないものの)カリカリフードと一緒に食べてくれています。
神経質な犬じゃなくて助かるわ!

例の放浪ワンコ・・・ 姿を見せません。
ぷっちーの小屋に入れてあるフードもそのまま。
どうしてるのかな。
目撃情報がないか、M家の人々にも聞いてみよう。
<宮城県>第1回被災動物(犬)譲渡会
第1回被災動物(犬)譲渡会について 2011.06.17
被災動物の譲渡会を開催いたします。
当日は譲渡候補者を決めさせていただきます。
家族の一因として迎えたい方は、宮城県動物愛護センター内
宮城県被災動物保護センターにお越しください。
日時 : 平成23年 6月25日(土)13:30~15:30
タイムスケジュール
13:30 受付・説明
14:00 面談
14:30 申込
場所 : 宮城県動物愛護センター 愛護館及びふれあい広場
富谷町明石字下向田69-4
条件 :
1.満18歳以上で、原則として宮城県在住の方
2.家族の同意が得られる方
3.賃貸・集合住宅の場合は、管理者等の同意の得られる方
4.動物を適正に飼養できる状態・環境にある方
5.被災動物の飼い主が判明した場合、速やかに
返還していただきます。
持参 : 印鑑・筆記用具
その他: 譲渡会開催前日午前中まで参加予約願います。
譲渡候補者に決定した場合、マッチングのため
譲渡会当日のお渡しはできません。
連絡先 : 宮城県緊急災害時被災動物救護本部
事務局 (社)宮城県獣医師会
宮城県仙台市宮城野区安養寺3-7-2
TEL:022-297-1735(平日9-5)
誰!?
首から何かぶら下がっているのが分かるのですが、首輪がとれかかっているのか?首輪に切れた紐がぶら下がっているのか?
Toshiが車に予備のリードを取りに戻っているほんのわずかの間に、彼(彼女)は姿をくらましてしまったそうです。
身を隠すところといえば、ブッチーの家の裏山しかありません。
しばらく辺りを捜索したそうなのですが、結局見つけられませんでした。
どんなワンコかというと・・・Toshi曰く
「ブッチーの体にぷっちーの顔」


・・・たしかに。

電話でそれを聞いたときは想像できませんでしたが、写真を見て納得。
「ま、まさか、ぷちブチの隠し子じゃ・・・?

「ブッチーより年取ってるように見えたなぁ」とのこと。
まぁ、その辺の真相は闇の中ですが、
あの子、どこからきたのか?いつから放浪しているのか?
「近所の者です。ちょっとこの辺、散歩してます」っていう雰囲気じゃなかった・・・というToshiの言葉が気になります。
手足が結構上の方まで汚れているし、もしかしたら津波被災地から山を越えてきたとか!?
ぷっちーが亡くなった後、小屋の中のフード皿にドッグフードをお供えしていたら、その後すっからかんになっていたことがあったので(ブッチーが食べることは不可能)、もしかして彼(彼女)が?とも思いましたが、そんな前(2ヶ月前)から近辺をうろついていたら、もっと早くに目撃してるはずですよね。
いくら番犬失格のブッチーだって、近所をワンコがウロウロしていたら騒ぎ立てるはず。
心配だなぁ。
事故に遭わないといいんだけど。
寝ぼけ犬
Toshiがブッチーの元へいくと、夏場の定位置でお休み中でした。
Mさん(おじいさん)が庭に出ていたので、しばし立ち話。
そのうちToshiの来訪に気付いて起き出すかと思えば・・・
そのうち、Mさんの奥さんも出てきて、さらに続く世間話。
・・・一向に起きません。
声をかけても、首輪のワイヤーを引っ張ってみても、体に触ってみても

ここまできて、呆れていたToshiもさすがに体のどこかがおかしくなってるんじゃないか!?と心配になり、今度は肩を強く揺すって、大きな声で「ブッチー!ブッチー!」と声をかけました。
すると、ビックリしたように飛び起きて、いつものように無言で走り回りはじめるブッチー・・・。
ブッチーがかなりの寝ぼすけ犬であることは以前から触れてきましたが、優秀な番犬だったぷっちー亡き今、少しは緊張感が生まれて、周囲に対する注意が研ぎ澄まされていくのでは?と思っていました。
でも、そんな思惑は大ハズレ。
ブッチー、あんた長生きするよ。

美しい・・・
久しぶりに馬券を買った。300円だけ。
地元の馬主さんが2頭レースに出走させていて、もしワン・ツーなんかした日には賞金の一部をドカン!と地元に義援金として寄付してくれるんじゃなかんべか? ・・・なんてことまで考えて、応援馬券を買った。(笑)
もちろん、自分も馬券が当ったら配当は寄付するつもり・・・ が、結果は残念。
久しぶりに馬券を買おうと思ったきっかけは、トウカイテイオーと父シンボリルドルフをモチーフにしたJRAのダービーのCMだ。
ただひたすら懐かしく(・・・って、私はテイオーのダービーをリアルタイムで見てないんだけども)、なんともいえなく胸が騒いだ。
出演していた馬はテイオーではないだろうけど、あの美しい横顔が見れるのではないか?と思わず期待してしまったもんね。
(個人的趣味で言わせてもらうと、トウカイテイオーはかなりの美形です)
うまいな、JRA。
競馬ファンはこういうのにどうしたって弱いんだよ。
今週の安田記念のCMはタイキシャトル。
タイキシャトルは私からすれば敵役だったから、あまり胸躍るCMでもないけれど、それでも“あの頃”の数々の感動を呼び起こさせるには十分だ。
そして、昔放映されていたイメージCMも流されている。
これは秀逸だった・・・
馬は美しい。
改めてそう思う。
そして、騎乗する武豊の見事なフォーム。
豊もどちらかというと個人的にはあまり好きなJKではなかったけれど、やっぱり賛辞を送らずにはいられない。
CMといえば、昔の岩手競馬のCMも良かったな。
ネットで探してみよう。
事件です!
市の職員と思われる男性二人が土地の調査をしていました。
そのうちの30代くらいの男性が声をかけてきたそうです。
「可愛い犬ですね。なんていう名前ですか?」
動揺するToshi。
やっとのことで、「ポ、ポチです・・・

見ず知らずの人からブッチーが「可愛い」なんて言われたら、そりゃこんな顔

それまで警戒心丸出しで歩いていたブッチーが途端に得意顔になったとかならなかったとか?
Toshiは熱く語ります。
「“可愛い犬ですね”だけなら社交辞令かもしれないけど、名前まで聞いてきたってことは本当に可愛いと思ったんだよ!」
親バカですね・・・。
ブッチー在住のK市は犬王国、それも雑種王国なので、犬に対する趣向も都会のそれとはまた違ったものがあるのかもしれません。
・・・ってなことを真剣に考える私はもっと親バカか!?
普段から「可愛い~!」と言われ慣れているワンコであれば、飼い主さんも慣れっこになっているのでしょうけれど・・・ この事件は、間違いなく我々の間で後々まで語り継がれていくことでしょう。

前に、散歩をしているブッチーを見て、「あ、ポメだ!」と叫んだ女の子がいましたっけ。
そんなK市民が私は大好きだ!